最初に覚える文房具5つ
子どものかばんや筆箱にある本物の文房具を使いましょう。物を手に持っていると、単語がずっと覚えやすくなります。カードを1枚聞かせ、同じ物を見せて、子どもにまねして言ってもらいます。初日は3語で十分です。
まちがえやすい組み合わせが2つあります。“pen”と“pencil”は見た目も音も似ていて、“ruler”と“rubber”はどちらも“ru”というつづりで始まります。それぞれの物が何をするかを見せて、違いを伝えましょう。
- pen – ペン:インクで書く
- pencil – えんぴつ:灰色で書けて、消せる
- ruler – じょうぎ:まっすぐな線を引く
- rubber – 消しゴム(アメリカ英語ではeraser):えんぴつの字を消す
- book – 本:読むためのもの
“What’s this?”とたずね、“It’s a …”と答える
“What’s this?”は“What is this?”の短い形で、“It’s”は“It is”のことです。ふだんの会話で使う短い形を最初から教えましょう。“this”の“th”は日本語にない音で、舌先を上下の歯の間に軽くはさんで出します。最初は「ディス」のように聞こえても大丈夫です。
小さな単語“a”は、1つの物の前につけます。“It’s pen.”ではなく“It’s a pen.”です。日本語にはこのような冠詞がないので、子どもは“a”をよく忘れます。母音の音の前では“an”になります:“It’s an eraser.” 子どもが1語で(“Pencil!”)答えても、よいスタートです。文全体をもう一度言って聞かせましょう。
- What’s this? It’s a book.(これは何?本だよ。)
- And this? It’s a ruler.(これは?じょうぎだよ。)
- What’s in your bag? A pen and a pencil!(かばんに何が入ってる?ペンとえんぴつ!)
聞いてみよう:かばんの中に何がある?
この短いお話では、子どもが友だちのかばんの中の物を1つずつたずねます。一度聞きながら、子どもに本物の文房具を指さしてもらいましょう。それから役を分けます。保護者がたずね、子どもが答えます。次は役を交代しましょう。
Leo Nia, what's in your bag?
Nia A book ... and a pencil!
Leo What's this?
Nia It's a ruler.
Leo And this?
Nia It's a pen!
Leo Oh! What's in the book?
Nia My rubber! There it is!
“open”と“close”で覚える教室の言葉
教室の言葉をあと5つ加えましょう:bag(かばん)、folder(ファイル)、door(ドア)、window(まど)、bookcase(本だな)。子どもは動作といっしょに覚えるのがいちばん早いです。指示を1つ言っていっしょにやり、次は子どもに指示を出してもらいましょう。文の中の“the”はそのまま残します。ルールを知らなくても、子どもはまねして言えます。
- Open the book.(本をひらいて。)
- Close the bag.(かばんをしめて。)
- Open the folder.(ファイルをあけて。)
- Close the door.(ドアをしめて。)
色を加える:“This is my green book.”
名前が言えるようになったら、色を加えましょう。英語でも日本語と同じく色は物の前に来て、“a”や“my”はさらにその前に来ます:“It’s a yellow ruler.” 子どもの持ち物の本当の色を使えば、どの文も本当のことになります。次はショー・アンド・テルです。子どもが自分の物を3つ選び、1つずつ文を言います。
- This is my green book.(これはぼくの緑の本。)
- Here’s my blue pen.(ほら、わたしの青いペン。)
- My pink rubber!(わたしのピンクの消しゴム!)
最初の音:a、b、c、d
文房具の言葉は、最初の音を覚えるのにも役立ちます。文字の名前ではなく、音を言いましょう。“bag”は文字の名前の「ビー」ではなく、短い“b”の音で始まります。“cat”の“c”は「シー」ではなく“k”の音です。“apple”の“a”は「ア」と「エ」の間のような、口を大きく開ける短い音で、“bag”でも聞こえます。
- a: apple(りんご)
- b: bird(鳥)、book、bag
- c: cat(ねこ)
- d: dog(犬)、door
家でできる5分あそび3つ
子どもがまだやりたがっているうちに終わりましょう。
- ひみつのかばん:文房具5つをかばんに入れます。子どもは目をつぶって1つさわり、当てます:“It’s a ruler!” それから取り出して確かめます。
- わざとまちがえる:えんぴつを見せて“It’s a pen!”と言います。子どもが直します:“No! It’s a pencil.” 大人のまちがいを見つけるのは、子どもにとってとても楽しいことです。
- 先生ごっこ:子どもが“Open the book.”や“Close the bag.”のような指示を2つ出します。保護者がそのとおりにしたら、役を交代します。
よくある間違いと簡単な直し方
どれも自然な間違いです。正しい言い方をもう一度聞かせれば十分です。
- penかpencilか:2つをいっしょに持ち、それぞれが何をするかを見せて、並べて言いましょう:“pen”、“pen-cil”。
- rulerかrubberか:それぞれをはっきり言いましょう。“ruler”は「ルーラー」、“rubber”は「ラバー」に近い音です。言いながら線を引いたり、字を消したりします。“ruler”にはrとlの両方があり、日本語を話す人には特に難しい音です。
- “a”のつけ忘れ:“Yes, it’s a pen.”と、“a”をはっきり入れて答えてあげましょう。
次のステップ
5つの物について質問も答えもできるようになったら、“my”(わたしの)と“your”(あなたの)を加えましょう:“Is this your pen?” “Yes, it’s my pen.” その次は、遠くにある物や複数の物を表す“that”、“these”、“those”です。子どもがさわれる本物の物で続けましょう。

