5つの感覚と5つの体の部分
小さな子どもは、感覚を動作として覚えるのがいちばんです。英語では、どの感覚も体の部分1つでする動作です。見せやすい「see」と「hear」から始め、次に「touch」を足し、「smell」と「taste」は最後にしましょう。カードの音声を流してジェスチャーをして見せ、お子さんには言葉より先にジェスチャーをまねしてもらいます。
- 「see with eyes」(目で見る) – 指で目のまわりにめがねのような輪を作る
- 「hear with ears」(耳で聞く) – 片手を耳の後ろに当てる
- 「smell with nose」(鼻でかぐ) – 想像の花のにおいをかいで「Mmm!」
- 「taste with mouth」(口で味わう) – 想像のアイスクリームをなめる
- 「touch with hands」(手でさわる) – 想像のねこをなでる
5つの感覚に使える1つの文の形
1つの文で、このテーマ全体をカバーできます。「I can hear with my ears.」(耳で聞けるよ。)この文は3つの部分でできています。「I can」、感覚の単語、そして「with my」と体の部分です。後ろの2つを入れかえれば、5つすべてが言えます。「I can see with my eyes.」「I can touch with my hands.」
質問は「with」で終わります。「What can you hear with?」(何で聞けるの?)これはふだんの英語でごく自然な形です。「My ears!」のような短い答えも自然で、最初の答えとしてすばらしいものです。保護者の方が文の形で言い返しましょう。
聞いてみよう:花に気づいた2人の子ども
2人の子どもが同じ花に2つの方法で気づき、そのあと1人が大事な質問をします。文の形の真ん中に物が入ること(「I can smell the flower with my nose.」)、そして次の行で「it」が「the flower」の代わりになっていることに注目しましょう。
Nia I can smell the flower with my nose.
Leo I can see it with my eyes.
Leo What can you hear with?
Nia My ears!
感覚ジェスチャーあそび:お子さんを主役に
子どもは、あそびで使った言葉をよく覚えます。交代で演じたり当てたりしましょう。
- 「What can you hear with?」とたずねると、お子さんが耳に手を当てて「My ears!」と答えます。
- 役を交代:お子さんが声を出さずにジェスチャーをし、保護者の方が当てます。「You can smell with your nose!」
- わざとまちがえる:鼻を指さして「I can hear with my nose!」と言ってみましょう。大人のまちがいをなおすのが大好きな子は多いです。「No! Ears!」
- まだ楽しいうちに、3〜4回で終わりにしましょう。
絵の中で感覚を見つけよう
別の日には、どんな絵本でもいいので、物を1つずつ指さしてみましょう。ベル、花、ケーキ、子ねこなどです。ベルなら「What can you hear with?」とたずね、お子さんにジェスチャーと言葉で答えてもらいます。絵だけで十分なので、本物の食べ物やにおいをかぐ物を用意する必要はありません。
6〜7歳なら、もう一歩進められます。1つの物が、いくつもの感覚に当てはまることがあるからです。「What can you do with an apple?」とたずね、お子さんが見せる感覚をすべて正解にしましょう。見る、さわる、味わうのどれも正解です。
3ステップのダンスでウォーミングアップ
あそびの前に1分のダンスをすると、みんなの体が動き出します。順番に言いながら一緒に動き、次はお子さんに号令をかけてもらいましょう。「Raise your arms. Move your body. Tap your feet.」(腕を上げて。体を動かして。足でトントンして。)
同じ「can」を使えば、どの動作も質問になります。「Can you stamp your feet?」–「Yes, I can.」あと3つの動きでやってみましょう。
- 「stamp your feet」 – 足をドンドンと踏み鳴らす
- 「nod your head」 – うなずく
- 「bend your legs」 – ひざを曲げる
よくある間違い
この年齢ではよくある間違いです。直すのではなく、正しい形で言い返しましょう。
- 「I can hear my ears.」:動作と体の部分をつなぐのが「with」です。「I can hear with my ears.」
- 「I can see with eyes.」:日本語では「目で見る」のように「で」が「with」の役目をし、「わたしの」はふつう付けません。英語では「with」と「my」の両方が必要です。「with my eyes」
- 「I can see with my eye.」:日本語の「目」は1つでも2つでも同じ形なので、複数の「-s」が抜けがちです。両目、両耳、両手を使うので、英語では「with my eyes」のように「-s」を付けます。「nose」と「mouth」は単数のままです。
- すべての答えを直す:お子さんが正しい言葉を少しまちがえて言ったら、にっこりして正しく言い直しましょう。
次のステップ
お子さんが手助けなしで文の形を使えるようになったら、物を入れてみましょう。「I can hear the bell with my ears.」その後で、質問を変えてみます。「What can you see?」–「I can see a bird.」下の記事では、顔の言葉、教室の持ち物、数、乗り物に進みます。

hear with ears
see with eyes
smell with nose
taste with mouth
touch with hands