どんな問題か
“Read in Daily Life”は、2026年に導入されたTOEFL iBTの形式でReadingセクションの一部です。お知らせやメールのような短い日常の文章を読み、多肢選択式の問題に答えます。次の四種類の問いに備えましょう。
- 詳細:どこで、いつ、何を持っていくか。
- 条件:先に何が必要か、だれが例外か。
- 目的:なぜ、だれに送られたメッセージか。
- 推測:はっきり書かれてはいないが、文章が裏づけていること。
お知らせと変更連絡:差し替える、残す、加える
予定は変わります。お知らせがイベントを告知し、そのあとのメールで会場が移ります。変更連絡をまったく新しいお知らせとして読まず、情報を一つずつ仕分けましょう。
- お知らせ:“The talk in East Hall begins at 6 p.m. Entry is free, but registration is required because seating is limited.”
- フォローアップのメール:“You are registered for Thursday’s talk. The speaker will now join online, so the event has moved to Room 12, which has a large screen. The start time is unchanged. Please show this message at the door.”
- 差し替える:East HallではなくRoom 12。
- 残す:午後6時。開始時刻は変わらないと書かれているからです。
- 残す:事前登録。入場無料は、席に限りがないという意味ではありません。
- 加える:入口でメッセージを見せる。
- 最終的な予定:木曜日、午後6時、Room 12。
解いてみよう:雨で会場が変わった種の交換会
元のお知らせ:5月10日(日)午前11時から午後2時まで、北門、実演は開催中ずっと。そのあと、次の変更連絡が届きます。
- “Rain is forecast for Sunday, so the exchange will move to the covered courtyard beside the visitor centre. The date and opening time are unchanged. The courtyard has less space, so demonstrations will now take place at 11:30 a.m. and 12:30 p.m. instead of running continuously.”
答えを決める条件語
必要条件や例外を問う問題では、小さな語一つで答えが決まることがよくあります。
- unlessは「〜でない限り」:“Visitors must sign in at the front desk unless they have a staff card.” スタッフカードを持つ人が例外です。
- only ifは「この場合に限り、ほかの場合は当てはまらない」:“Such messages work only if the behavior they describe is the one the writer wants.”
- be required to+動詞の原形は、お知らせでよく使われる改まったmust:“all visitors are required to sign in at the front desk”。
- byは「〜までに」(期限)、untilは「〜まで」(継続):“Choose one of the listed shifts by Thursday.” “Uncollected books will be held until the following Friday.”
メールの目的を読む
目的を問う問題では推測が必要ですが、どの推測にも手がかりが要ります。ボランティアに送られたメールを見てみましょう。
- “This message goes to returning volunteers; first-time applicants should use the public application form. Choose one of the listed shifts by Thursday.”
- 手がかり:“returning”から、読み手が以前にも手伝ったことがわかります。いちばん求められている行動は、木曜日までにシフトを選ぶことです。
- 限界:メールに“we cannot promise its starting date yet”とあれば、確実に言えるのは開始日がまだわからないということだけです。
よくある間違い
答えを落とす原因の多くは、難しい単語ではなく二つの文章の混同です。日本語では「スタッフカードをお持ちでない限り、受付で記帳してください」のように条件が主節の前に来ます。英語のお知らせでは“unless”が指示のあと、文の最後に来ることが多いので、文を最後まで読みましょう。
- 変更連絡がくり返していない事前登録などの情報を捨てる。
- 変更連絡が差し替えた古い情報のままにする:北門。
- 数字を混同する:実演の時刻は開始時刻ではありません。
- もっともらしいが文章が裏づけていない答えを選ぶ:カフェが閉まっているのに、カフェの飲み物を期待する。
- “unless”を“if”のように読む。
メッセージのペアで行う試験対策
1日15分、予約とその変更のような実際のメッセージのペアで練習しましょう。
- 最初の文章で、時刻、場所、行動、条件に印をつける。
- 変更連絡の情報一つひとつに「変更」「変わらず」「新規」のラベルをつける。
- 3行の要約を書き、声に出して言う。
- 問題に答え、それぞれの答えを裏づける文を指し示す。
- 週に1回、ふだん読み飛ばしているお知らせについて声に出して説明する:“I walk past it every day, but…”
次のステップ
二つのメッセージを細部を一つも落とさずに要約できるようになったら、アカデミックな文章に進みましょう。リスニングで最も適切な応答を選ぶ問題も、実際に言われたことに応じるという同じ習慣を鍛えます。
