特徴照合問題のしくみ
番号のついたステートメントと、アルファベットのついた短い選択肢リストが与えられます。選択肢は本文に出てくる人物、年、場所、製品などです。ステートメントが本文の順序どおりに並ぶとは限りません。指示文に“NB You may use any letter more than once”とある場合は、次の3点を押さえましょう。
- 各ステートメントに最も合う選択肢は1つです。
- 1つの選択肢が複数のステートメントの答えになることがあります。
- 一度も使われない選択肢があることもあります。
ステートメント4つ、選択肢3つ:消しながら解くと失敗する理由
ある練習用の文章が、庭にある3つの設備を説明しています。Aは水のフィルター、Bは種の保管棚、Cは日よけの骨組みです。結びつけるステートメントは“works without power”、“has renewable-powered ventilation”、“was designed by residents”、“needs a physical repair”の4つです。ステートメントが4つでアルファベットが3つなら、少なくとも1つは繰り返し使われます。住民に関するステートメントのあとでCを消してしまうと、修理に関するステートメントをAかBに無理に当てはめることになります。代わりに表を作りましょう。選択肢ごとに1行を使い、根拠となる語句を書き込みます。本文の重要な文は次のとおりです。
- “The blue water filter cleaned roof runoff before it reached planting beds. It needed weekly inspection but no electricity.”
- “The orange seed cabinet held dry seed packets at a stable temperature; a small solar fan reduced moisture.”
練習:設備についての講評を聞く
2人の講評者が、フィルターと日よけの骨組みについてまとめています。
Maya The filter prevents roof debris entering the beds and works without power, but someone must inspect it every week.
Maya The shade frame came directly from residents. It reduced heat most clearly, and it is the only structure needing a physical repair.
Owen So one feature may fit both an outcome claim and a maintenance claim.
電力なしか、再生可能エネルギーか:主張を正確に照合する
ステートメントは本文を言い換えており、近い意味の語1つで主張が変わることがあります。本文によるとフィルターは“no electricity”、つまり電気を必要としないので、“works without power”に当てはまります。保管棚のソーラーファンは再生可能エネルギーで動きますが、それでも電力を使います。そのため保管棚は“has renewable-powered ventilation”の答えであり、“works without power”の答えにはなりません。同様に、“weekly inspection”は保守であって修理ではありません。
指示語と伝達動詞
根拠は、選択肢の名前がまったく出てこない文にあることがよくあります。“It needed weekly inspection but no electricity.”の“It”は、直前の文のフィルターを指しています。日本語では話題になっているものを主語として言わずに済ませるのが普通ですが、英語では同じ名詞を繰り返さず、itやthisで受けます。照合する前に、“The phrase 'this method' refers to the second trial.”のように、代名詞やまとめの名詞が何を指すのかを確かめましょう。
ほかにも次の点を確認しましょう。
- “the former”と“the latter”:直前に出た2つのもののうち、前者と後者。
- 伝達動詞:“Researchers speculate about the cause of the colour change.”は原因が証明されていないことを示すので、“proved”を含むステートメントとは結びつきません。
見出し、情報、特徴のどれか:まず問題の種類を見極める
3つの照合問題では、最初にすることが違います。
- 見出し照合(matching headings):段落の主旨を6語ほどでまとめてから比べます。見出しは必ず段落より多く、同じ語が出てくることは根拠になりません。“The greatest cost was not broken tools but volunteer time …”で始まる段落に合うのは、“The history of broken equipment”ではなく“Recorded guidance reduces repeated work”です。
- 情報照合(“Which paragraph contains the following information?”):数字や名前のような目立つ手がかりを探し、そのあと文全体を読みます。1つの段落に答えが2つあることも、1つもないこともあります。
- 特徴照合:それぞれの主張がどの選択肢のものかを追い、認められている場合は使ったアルファベットも候補に残しておきます。
点を落とす間違い
練習では、間違えた答えごとに原因を1つ書きましょう。
- 再使用できるアルファベットを消してしまう。
- 文を読まずに、キーワードの近くに名前がある選択肢を選ぶ。
- 再生可能エネルギーで動くことを、電力なしで動くことと取り違える。
- “it”や“this”を違う選択肢に結びつける。
- 段落全体ではなく、1つの細部にだけ合う見出しを選ぶ。
25分の試験対策ルーティン
週に3〜4回、練習用の文章を1つ使って行います。
- 再使用についての注意書きを丸で囲み、アルファベットの横に選択肢の名前を書きます。
- 20分で問題を解きます。
- すべての答えについて、根拠となる語句に下線を引きます。
- 解答で確認し、間違いごとに上のリストから原因を書き込みます。
- すでに使った選択肢が答えになる新しいステートメントを1つ書きます。
次のステップ
次は、本文の語を語数制限内でそのまま写す要約完成問題と、筆者の見解を問うYes, No, Not Given問題に挑戦しましょう。どちらも、1つの答えに1つの根拠を見つける習慣が得点につながります。
