True, False, Not Given問題のしくみ
IELTSアカデミック・リーディングは長文3つ、40問、60分で、紙の試験でも解答用紙に書き写すための追加時間はありません。
指示文はこう問いかけます:“Do the following statements agree with the information given in Reading Passage 1?” ステートメントは本文の順序に沿って並び、答えは次の三つのうちの一つです。
- TRUE:ステートメントが本文の情報と一致する。
- FALSE:ステートメントが本文の情報と矛盾する。
- NOT GIVEN:これについての情報がない。
まず場所を探す:手がかりの語と言い換え
言い換えにくい語を探しましょう。人名、日付、数字、専門用語です。見つけたら、その文全体と次の文まで読みます。決め手になる情報は、手がかりの語から数語離れたところにあることがよくあります。
ある資料館についての練習用の文章では、1963年と1964年という日付が、計算器の試験と領収書へと導きます。日付はどこを見るべきかを教えてくれますが、答えそのものではありません。ステートメントはたいてい本文を言い換えています。
- “donated”は“given”に言い換えられます。
- “attributes the model to her”は“identifies her as the probable maker”に言い換えられます。
- “with moderate confidence”は“supported but not certain”に言い換えられます。
FalseかNot Givenか:矛盾か、沈黙か
二つの質問を順番に考えましょう。本文はまさにこの点について何か述べているか。述べていなければ答えはNOT GIVENです。述べているなら、ステートメントと一致するか、矛盾するか。一致すればTRUE、矛盾すればFALSEです。現実には正しい内容でも、NOT GIVENになることがあります。
このページのカードには、それぞれの例文の音声があります。
- TRUE:“Text: access improved after the move. Statement: The move improved access.”
- FALSE:“Text: sewing machines were booked most. Statement: Drills were booked most.” 最も多く予約された物は一つしかありません。
- NOT GIVEN:“Text gives a three-day loan but no renewal count.” 延長についてのステートメントは確かめられません。
解いてみよう:工具ライブラリー
工具を貸し出す地域の工具ライブラリーについての練習用の文章から一部を読み、判断してください。
- “Members may reserve an item for three days. Volunteers inspect returned tools every evening, and a qualified technician checks electrical items each Friday.”
答えを決める小さな語
主張の範囲を、主張そのものと同じくらい丁寧に読みましょう。“expected”は“happened”ではなく、“may”は“will”ではありません。資料館の文章は、計算器をある技術者の作としながら、その確信の度合いを“with moderate confidence”と述べ、さらに“does not claim that she invented every tide calculator”としています。そのため“The archive is certain who made it.”はFALSE、“She invented the first tide calculator.”はNOT GIVENです。
工具ライブラリーの文章に戻ると:
- “Sewing machines were the most frequently booked items in the first winter.” TRUE。創設者たちはドリルとのこぎりを予想していましたが、結果は違いました。
- “Members can renew a reservation twice.” NOT GIVEN。3日間という期間は書かれていますが、延長については書かれていません。
- “The trustees have confirmed Sunday opening.” FALSE。本文によれば、理事会は“have not announced whether Sunday hours will be introduced”という状態です。
空所補充と短答問題の語数制限
メモ、表、短答の問題も出題されます。答えは本文から取り、“NO MORE THAN TWO WORDS”や“A NUMBER”などの指示文の制限を守ります。制限を超えた答えや、つづりの間違った答えは不正解です。
空所に入る形を予測しましょう。“create a protected ___”なら、本文に“a technician creates a protected copy”とあるので“copy”と書きます。制限が“NO MORE THAN THREE WORDS”のとき、“Where will rubber panels be tested again?”の答えは“a storage building”で、3語です。“a”も1語に数えるからです。日本語には冠詞がないため、“a”や“the”も語数に入ることを忘れがちです。
点を落とす間違い
間違えた問題ごとに、次の原因のどれかを書き込みましょう。
- 本文に記述がないという理由でFALSEを選ぶ。
- 一般常識や、ありそうだと感じることで答える。
- キーワードを一つ照合しただけで、人物、時間、数字を見落とす。
- “expected”、“most”、“may”のような範囲を限定する語を見落とす。
- TRUE, FALSE, NOT GIVEN問題にYESやNOと書く。不正解になることがあります。
25分の試験対策ルーティン
週に3~4回、練習用の文章一つで取り組みます。
- 文章と設問に20分をかけます。
- 答える前に、手がかりの語と決め手になる語に下線を引きます。
- 解答で確認します。NOT GIVENごとに欠けている情報を、FALSEごとに矛盾する語句を書き出します。
- TRUE, FALSE, NOT GIVENのステートメントを自分で一つずつ作り、それぞれ声に出して説明します。
- “historically significant”, “a detailed record”, “reach a conclusion”, “insight into”のようなアカデミックなコロケーションを書き留めます。
次のステップ
次は、この根拠の確かめ方を、筆者の見解を問うYes, No, Not Given問題に応用しましょう。その後、正確な表現が同じくらい重要な特徴の照合問題と要約完成問題を練習しましょう。


