Part Aで求められること
Part Aは60分のReadingテストの最初のパートです。ひとつの医療テーマについてAからDの短い文章が4つ出され、表や手順のリストが含まれることもよくあります。Part Aだけで15分が割り当てられ、その後Part BとCに進みます。
問題形式は3種類で、後の2つではスペルも採点されます。
- Matching(照合):この情報はどの文章にあるか。A、B、C、Dで答えます。
- Short answer(短答):単語、数字、短い語句。
- Sentence completion(文完成):抜けている語を文章からそのまま書き写します。
役割で文章を選び、それから探す
同じテーマでも、4つの文章の役割は違います。最初の1分は見出しとレイアウトだけを見て、それぞれの文章に短いラベルを付けましょう。語を探す前に、各質問をどの役割の文章が扱うかに結びつけます。最後に、答えを文そのもので確かめます。
- “What can’t the desk do?” → 目的と限界。
- “How do I reach the desk?” → 道順。
- “Whom do I phone about a same-day problem?” → 開いている時間ではなく連絡先。
- “When is the desk staffed?” → 時間表。
そのまま書き写す:単位、条件、抜けている語だけ
ほぼ正解の答えでは点になりません。次の3点を確かめましょう。
- 単位まで写す。“within seven days” に対して “seven” だけでは不完全で、“two days” は “two working days” と同じではありません。
- 正しい条件を使う。“Internal staff collect them from reception; external visitors collect them from the training desk.” 外部からの訪問者なら、答えは “the training desk” です。
- 空欄が求めるものだけを書く。“Send requests at least ___ before the session.” 文章には “two working days” とあるので、それだけを書き、空欄の前後の語は写しません。
時間の制限を正確にする小さな語
時間の制限は前置詞で決まるので、数字と同じくらい注意して読みましょう。日本語の「までに」と「まで」の区別は、英語の by と until にほぼ対応します。
- by 12:00 on Wednesday:遅くともその時刻までに。締め切りです。
- until 16:00:その時刻まで続き、そこで終わる。
- within seven days:7日が過ぎる前ならいつでも。“in seven days” はふつう今から7日後を表します。
- at least two working days before:最低限の期限で、もっと早くてもかまいません。
- from 09:00 to 12:00 and from 13:00 to 16:00:間に休みがある2つの時間帯。
表は正しい行を読む
まず行、次に列、それから数字の意味を説明する注記を探します。ある練習用の時間表では、木曜日の行が “morning closed; afternoon 13:00 to 15:00” となっています。答えは13:00~15:00で、上のほうにある火曜日の10:00~12:00ではありません。
フローチャートでは、状況に合う分岐をたどります。“If the name is not on the list, ask the organiser to check the registration.”
締め切りと行事の時刻を区別する
ひとつのお知らせに、役割の違う2つの時刻が出てくることがあります。“The next orientation visit is on Friday 18 October at 14:00. A group organiser should submit the final number of visitors by 12:00 on Wednesday 16 October.” 下の受験者が説明しているように、時刻を写す前に、by、deadline、starts などの目印に下線を引きましょう。
講師 How can you explain a useful checking habit?
受験者 I would underline the deadline label before copying the time, because the same notice also gives the later session time.
Part Aでよくある間違い
間違いごとにラベルを付けましょう。ラベルが次に練習すべきことを教えてくれます。
- 違う文章:見出しは訪問者についてだが、質問は職員について。
- 最初の一致:正しそうに見えるが、別の行や別の文章から来た数字。
- 抜け:単位、条件、複数形(“two working day”)。
- 余分な語:空欄の後にすでに印刷されている “before the session” をもう一度書く。
- 依頼を確定と思い込む:“The original arrangement remains in place until a change is confirmed.”
- 日本語の名詞はふつう単数と複数で形が変わらないため、英語の答えの最後の -s が抜けやすくなります。days、participants のように語尾を確認しましょう。
Part Aの練習ルーティン
週3回、練習用のPart Aを1セット使います。
- 15分:本番と同じ時間で解く。まず見出しから。
- 10分:採点し、間違いごとにラベルを付ける。
- 5分:間違えた答えを、文章にあるとおりに書き直す。
- 次のセット:いちばん多かったラベルから意識する。
次のステップ
Part Bでは職場の短い文章が6つ出され、それぞれに3択の問題が1問あります。Part Cでは長い文章が2つ出され、それぞれに4択の問題が8問あります。
スピーキングの練習として、誤読されたお知らせの責任は誰にあるのかを話し合ってみましょう。“I’d say the writer has more responsibility, because…”

