本文へ移動

日本の保護者へ・10〜16歳

中学生の英語のやり取りを家庭で練習する:短い質問から始める方法

単語や例文を覚えていても、相手が予定を一つ変えた瞬間に答えが止まることがあります。家庭では長い発表を再現するより、週末の予定など子ども自身が決められる話題を使い、質問を聞いて返す小さなやり取りを試せます。正解を急がず、伝わる一文を作ることから始めましょう。

練習に進む

覚えた文を使う前に、何を伝えたいか決める

まず「土曜日に図書館へ行くか、家で本を読むか」のように、家族が本当に相談できる小さな選択を用意します。子どもには日本語で希望を一つ言ってもらい、理由も短く確認します。それから必要な英語だけを選びます。例えば「I want to go to the library because I need a new book.」で十分です。難しい語彙を増やすことより、自分の希望と理由が相手に伝わるかを大切にします。保護者が英語を流暢に話せなくても、質問役として一文を読むだけで参加できます。

答えを紙に全部書いてしまうと、次の質問が少し変わったときに困りがちです。紙には「場所」「理由」「別の案」の三つの手掛かりだけを残してください。言葉が出ないときは日本語で長く説明し直す前に、知っている短い表現で言い換えられるか考えます。「a new book」という単純な言葉でも、選んだ理由を伝えられます。最初の一回は途中で止まっても構いません。会話を終えてから、意味が伝わりにくかった箇所を一つだけ見直します。

予定を一つ変えて、返事を作り直してみる

次の回では、保護者が「What if the library is closed?」と予定を変えます。子どもは「Then we can read at home.」と別の案を出せます。分からないときは「Could you say that again?」と聞き返してもよいことを、始める前に確認してください。聞き返しは会話を続けるための行動です。親がすぐに正しい英文を言ってしまうと、子どもが自分で返事を組み立てる時間がなくなります。数秒待ち、必要なら「where」「when」など短い手掛かりだけを渡します。

小学生に近い年齢なら、質問一つと答え一つで終えても十分です。年上の中学生なら、理由を添えたり相手の希望を尋ねたりして二往復にします。教科書の進度や学校ごとの評価方法は異なるため、この練習を特定のテスト対策や成績向上の保証として扱わないでください。最後に保護者が「土曜日はどこで何をする予定になった?」と日本語で確かめ、子どもも同じ内容を理解しているか確認します。内容が一致すれば、短い英文でも役立つやり取りができています。家族の実際の予定に使える話題なら、翌週も別の選択で続けやすくなります。

応用できる会話例

週末の読書場所を相談する

  1. Parent

    Where do you want to read on Saturday?

    土曜日はどこで本を読みたい?

  2. Child

    I want to go to the library.

    図書館へ行きたいです。

  3. Parent

    Why do you want to go there?

    なぜそこへ行きたいの?

  4. Child

    I need a new book to read.

    新しく読む本が必要だからです。

  5. Parent

    What if the library is closed?

    図書館が閉まっていたらどうする?

  6. Child

    Then we can read at home.

    それなら家で読めます。

今やってみる

五分でできる、質問と返事の練習

実際の週末の予定を一つ選びます。子どもの発言を録音したり点数を付けたりする必要はありません。

  1. 一分目に、希望・理由・別の案を日本語で決め、必要な英単語を三つだけ選びます。
  2. 保護者が英語で場所と理由を尋ね、子どもが自分の一文で答えます。返事を急がせず数秒待ちます。
  3. 保護者が条件を一つ変えます。子どもは聞き返してもよいので、別の案を英語で伝えます。

話し終えたら、家族それぞれが決まった予定を日本語で言ってみましょう。同じ内容なら意味が伝わっています。

よくある質問

保護者の英語に自信がなくても練習できますか?

できます。会話例の質問を一つ読み、子どもの答えの意味を確かめる役だけでも十分です。発音を細かく採点する必要はありません。

学校の英語の試験対策になりますか?

このページは身近な話題で返事を作る家庭練習です。学校の評価や試験の内容は先生の案内を確認してください。成績への効果は保証しません。

地域情報の出典

文部科学省の中学校外国語の学習指導要領には、英語の技能領域として「話すこと[やり取り]」が示され、身近な話題について質問に答えたり考えを伝えたりする目標があります。この家庭練習は学校の評価方法を再現するものではありません。

文部科学省・中学校学習指導要領 外国語編(英訳)

確認日: